29歳女 地元の温かさ 1歩踏み出す勇気


私は今年29歳、結婚5年目の専業主婦です。今は家事に育児、それなりに充実していて忙しい毎日を過ごしています。
そんな私も若気の至りという時期がありました。
20歳前後、きちんとした定職に就いたにもかかわらず1年程で辞めてしまい仕事を転々としながら生活をしていました。
こんな生活じゃいけない…と思いながらもなかなか抜け出せずにいたのですが、かといって何かしたいことがあるわけじゃなく何となく生きている。そんな感じでした。
ですが、フッと1週間ほど地元に帰っていた時に、1人じゃなく家族がいることの温かさや昔の友人との何気ない会話がすごく新鮮で、ふらふらしている自分が恥ずかしく思いました。
それから、自分探しのスタートです。
飲み仲間との関係を断ち遊びに行きたい…という衝動を我慢し、ちゃんと朝早起きして生活リズムを正常に取り戻すことから始めました。
遊び仲間としか交流がなかったのですが、仕事を始め職場の方々との交流や近所の方との交流ができてからは本当に嬉しくて、毎日楽しかったです。
少ししてから、地元に帰って地元で就職し、若い人たちの活動なんかにも積極的に参加しました。汗や涙を流してみんなで楽しく飲んで、喧嘩したり悩みを相談したり青春をしている感覚でした。
そこで知り合った方と結婚もすることができました。
毎日、幸せいっぱいで怖いくらいでしたが逆にあのふらふらしていた期間は何だったんだろう…とすごく後悔することもありました。
時間とお金と何でもないことに費やして、もったいなかったなと思います。
ですが今は、あの頃があったからこの幸せをかみしめることができているわけで決して無駄なことはなかったと思えるようになりました。
一番大事なことは、自分はどうしたらいいのだろうか?と悩んだときは身近な人に相談をすることです。1人で抱え込むことも時には大切ですが、やはり相談することがいい方法なのかなと身をもって感じました。
また、1人じゃない。ということを知るのも1歩踏み出すいい機会になるんじゃないかなと思います。