50歳、男性、宝くじ当選が買わなくなった理由!


宝くじって本当に素晴らしい。とにかく夢があります。数億円、当たったら何しよう?世界を旅行してまわる?絶対に手が届かない高級外車なんかを買ってしまおうかととにかく、想像は膨らみます。

僕は会社員になってもう20年以上経ちますが、ジャンボ宝くじはいつも買う事にしてました。宝くじの基本は「買わなくちゃ当たらない」と言う事。当たったら何しよう?という楽しい妄想も買わなくちゃ出来ないんです。だから数億円もの当選金になるジャンボ宝くじは必ず買うようにしてました。

でもそんな僕は宝くじを買うことをある出来事がきっかけでやめたんです。もう十分。自分でそう思ったのでそれ以降は、宝くじを買うのをやめました。それは宝くじが嫌いになったからではありません。むしろ以前よりも宝くじの事が好きになりました。

基本的に僕は宝くじを買う時は、年末ジャンボとか当選金が大きいものだけだったのです。でもその時はちょっと気が向いたのでロトを買ったんです。ロトを買ったのはその時が初めて。売り場で買い方を店員さんに聞いて申し込むくらいの超初心者だったんです。しかも買ったロトは一口だけですよ。それくらい、気まぐれで買ったロトだったんです。

なんだ、ロトって簡単だねと思った僕は、これで当たったら本当、ツイてるなと考えていたのですが、それから少しすると、もはやロトを買った事すら忘れてました。

仕事で残業をしてる時、ふとそう言えば今日はロトの当選発表の日だと思い出したんです。僕は財布の中にしまっていたロトを取り出し、スマホで当選を確認しました。

すると・・・。

正直、思いもしない光景が目の前にある時とは、その現実ってすぐには自分の中に入ってこないものですね。スマホの画面に表示されているロトの当選番号と自分が持っているロトの番号が全て一致している事を、しばらく僕は自分の身に起こっている事と理解出来ないでいました。そして何気に見た当選金の金額。そこには僕の年収のケタよりも1つ多い数字がありました。

ロト、当たった・・・。

ようやく僕は全てが飲み込めたんです。一生、働かなくても良い金額ではありませんが、間違いなく僕が人生の中では滅多に見れないケタのお金を僕は手に入れる事が出来たようです。もちろん、そのお金は有難く受け取らせて頂きました。といっても、かなりの部分を寄付させて頂きましたけどね。

宝くじの高額当選は交通事故に遭うようなものと言います。それは僕も本当だと思います。そんな幸運が何度も自分に訪れるとその後の人生、何か運気を使い果たしてしまうような気がして、それ以来僕は宝くじを買う事をやめました。その分、他の人が幸運をつかめるといいなと心のどこかで願ってます。


宝くじ、やっぱり買わないと当たりません。宝くじを買わなくなるのは当たってからでもいいんじゃないでしょうか。僕は宝くじの高額当選金を手に入れで、全てを自分で使う事はしませんでしたが、それでもちょっぴりだけ、贅沢はさせてもらいました。まあ、このまま、しばらくは宝くじは運気をためるために買わないつもりですが。